イマカレモトカレ 永遠の愛は?


9時を回った頃
「今から行くから」と
和典さんからラインがあり
その30分後にはアパートへやって来た。


「ただいま」といつものように
部屋へ入ってきた和典さんは
ネクタイを緩めながらソファーに
座った。


あたしが無言のまま
冷たいお茶を差し出すと
雰囲気の悪さに
「どうした?体調が悪いのか?」
と あたしの様子をうかがってる。


本当に奥さんが居るのか・・・?
あたしを騙してたのか・・・?


「今日は大事な話がある
ちょっと座って」と
お茶を一気に飲み干してコップを
デーブルに置いた。


「あたしも話がある」


「大事なこと?」


「うん」


「じゃあ先に乃愛から話して」


「和典さんって・・・さ
結婚・・・してる?」


恐る恐る聞いた。


あたしの突然の質問に
「えっ?」としか返答しない和典さん。


「えっ?じゃなくて
してるか!してないか!って
聞いてるんだけど!」


あたしはヒートアップ。


「今から話すことを
聞いてくれる?」


「あたしの質問に答えてよ!
してるの?
あたしさ 和典さんの奥さんって言う人に
わざわざ会社に電話を掛けられて
呼び出されたんだから!」


「えっ?それって?
いつのこと?」


「今日よ!今日の昼」


「なんて?」


「もう言葉にもしたくないよ
いっぱいいっぱい嫌なことを言われて
旦那と子供の父親も奪ったのよ
なんて突然言われて
どれだけショックだったか!
それって本当の話?」


「・・・おそかったか・・・」


和典さんはため息混じりそう言った。



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