恋の処方箋SOS
「そうなんですね私は杏子です」
自己紹介もそぞろに茜さんは廊下の端にあるお風呂場に案内してくれた
「ゆっくりして、終わったら一階に来て」
「はい」
私は久しぶりにゆっくりと湯船に浸かったりして疲れをとっていた
ふと唇をなぞる龍太郎のキスの跡をなぞるように
お風呂を終えて一階に戻ると茜さんが簡単な食事をお盆にのせて待っていてくれた
「はい」
「ありがとうございます」
「診療所だから簡単でごめんね私は帰るからまたなにかあったら呼んで」
「はい」
おにぎりとお味噌汁を持って龍太郎のいる部屋に入って電気をつけるとタバコのにおいがした
「起こしちゃいました?」
「いや別に」
ただぼーっとタバコを燻らせてるだけなんだけどすごく絵になるというかかっこいい
「龍太郎」
「ああ悪かったな散歩いくか?」
「へっ?」
「あっうん」
龍太郎はタバコを消すと立ち上がってスタスタと行ってしまうので私も慌てて追いかけた
診療所を出るともう夜になっていて満天の星がキレイだった
道路を渡るとそこはもう砂浜になっていた
私がゆっくりと降りようとすると龍太郎が手を貸してくれた
「ありがとう」
「おまえさ」
「えっ?」
小さくめんどくさいなと言ったあとに手を引かれキスをされた
その後は少し砂浜を歩いて適当な場所に座った
「あーあ仕事サボっちゃったなぁ縁談もなくなっちゃったし親にも会えない」
「携帯貸せ」
言うが早いか私の手から携帯を取ると電話をかけた
「ちょっと杏子あんたのせいでお母さん寝込んじゃうしお父さんだって大変なんだから」
「すいません娘さんをお借りしまして」
「まさかあんたあの連れ去り男?」
「前から杏子さんとはつきあわせていただいていていつか挨拶にとは思っていたのですがなかなかできずであのような形になりまして申し訳ありません」
「杏子は?」
俺は杏子に携帯を返した
「ちょっと杏子」
「お姉ちゃんごめんね」
「つきあってるならちゃんと言わないと」
「えっ?」
「えっ?じゃないでしょちゃんと説明して」
「とにかくごめんね」
私は無理やり通話を終えて砂浜を見つめた
それからゆっくりと呼吸をして龍太郎に怒りをぶつけた
「ぜんぶ龍太郎のせいなんだから」
私はサンダルを手に持ち道路の方に歩き始める
後ろから声はするが追いかけてこない
私は足を速め道路を渡ろうとした時だクラクションの音と強い光
動けなかった
派手に音がして私は道路を転がった
自己紹介もそぞろに茜さんは廊下の端にあるお風呂場に案内してくれた
「ゆっくりして、終わったら一階に来て」
「はい」
私は久しぶりにゆっくりと湯船に浸かったりして疲れをとっていた
ふと唇をなぞる龍太郎のキスの跡をなぞるように
お風呂を終えて一階に戻ると茜さんが簡単な食事をお盆にのせて待っていてくれた
「はい」
「ありがとうございます」
「診療所だから簡単でごめんね私は帰るからまたなにかあったら呼んで」
「はい」
おにぎりとお味噌汁を持って龍太郎のいる部屋に入って電気をつけるとタバコのにおいがした
「起こしちゃいました?」
「いや別に」
ただぼーっとタバコを燻らせてるだけなんだけどすごく絵になるというかかっこいい
「龍太郎」
「ああ悪かったな散歩いくか?」
「へっ?」
「あっうん」
龍太郎はタバコを消すと立ち上がってスタスタと行ってしまうので私も慌てて追いかけた
診療所を出るともう夜になっていて満天の星がキレイだった
道路を渡るとそこはもう砂浜になっていた
私がゆっくりと降りようとすると龍太郎が手を貸してくれた
「ありがとう」
「おまえさ」
「えっ?」
小さくめんどくさいなと言ったあとに手を引かれキスをされた
その後は少し砂浜を歩いて適当な場所に座った
「あーあ仕事サボっちゃったなぁ縁談もなくなっちゃったし親にも会えない」
「携帯貸せ」
言うが早いか私の手から携帯を取ると電話をかけた
「ちょっと杏子あんたのせいでお母さん寝込んじゃうしお父さんだって大変なんだから」
「すいません娘さんをお借りしまして」
「まさかあんたあの連れ去り男?」
「前から杏子さんとはつきあわせていただいていていつか挨拶にとは思っていたのですがなかなかできずであのような形になりまして申し訳ありません」
「杏子は?」
俺は杏子に携帯を返した
「ちょっと杏子」
「お姉ちゃんごめんね」
「つきあってるならちゃんと言わないと」
「えっ?」
「えっ?じゃないでしょちゃんと説明して」
「とにかくごめんね」
私は無理やり通話を終えて砂浜を見つめた
それからゆっくりと呼吸をして龍太郎に怒りをぶつけた
「ぜんぶ龍太郎のせいなんだから」
私はサンダルを手に持ち道路の方に歩き始める
後ろから声はするが追いかけてこない
私は足を速め道路を渡ろうとした時だクラクションの音と強い光
動けなかった
派手に音がして私は道路を転がった