オフィスの野獣と巻き込まれOL
義彦君は、創業家である綿貫家の出だ。
現在、社長を務めているのは、彼の父親だ。
元々義彦君の父は、会社を継ぐことには興味がなく、社長になるつもりなどさらさらなかった。
義彦君のお父さんには、優秀な兄がいて、次男である義彦君のお父さんは、
義彦君の祖父から全く期待されないで育てられた。
義彦君の伯父さんであった、先代の社長は会社を大きくして、従業員をたくさん増やした。
会社は世界中に名の通った部品メーカーになり、世界中で取引がされるようになった。
『根が真面目だったから、死ぬ気で働いたのだろう。
だからっていう訳じゃないけど。
60代半ばで、あっけなく死んでしまった。
そういう訳で、父親がピンチヒッターみたいに社長に就任した』
前に、義彦君がそう説明してくれた。