オフィスの野獣と巻き込まれOL
『あり得ないよ。重役を敵に回すって。
俺の想像を絶することしてる』
山科君は、こうも言っていた。
『美帆、分かってると思うけど。今、うちの会社の状態はよくない。
堀川課長、会社のために、社員のために、一人で何とかしようって思ってるんだ。
このまま、重役たちのいいように会社を経営してたら、会社はいつか潰れる。
だから、今のうちに立て直せばどうにかなるうちに、誰かが彼らを止めなきゃいけない。
やらなきゃいけないんだ。
重役からは煙たがられてるし、嫌がらせも受けてるけど。
課長、孤軍奮闘してる。
俺ぐらいしか、味方もいないんだ』