オフィスの野獣と巻き込まれOL

二人とは、そのままホテルで別れた。

私は、ホテルまで迎えに来てくれた橋本さんを見つけるために、ロビーに立っていた。

「お待たせしてすみません」

待ち合わせ時間ちょうどに、橋本さんがやって来た。

「待っていないですよ」

私は、小走りにやって来た橋本さんに笑顔で答えた。




「すみません、社用車ですけど」

駐車場にとまっていた車に乗り込んだ。

やたら張り切った橋本さんが車のエンジンをかける。

「どうしましょうか?琵琶湖を一周しましょうか?」

「よし」と声をかけると、彼は、ぎゅっとハンドルを握りながら車を走らせる。


ホテルの駐車場を出ると、青い空が広がっている。

目の前に、湖が見えてきた。

「大きい!すごい」湖の大きさに圧倒される。

地図で見て知っているはずなのに、あらためてその大きさに驚く。
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