オフィスの野獣と巻き込まれOL
細い木で組んだ櫓の上で心細いのと、
ここは、私が御馳走しますと言い出せないもどかしさで、せっかくの雰囲気を楽しむ余裕がなかった。
それでも、心地よい風に当たると気持ちも落ち着いてくる。
日が落ちて薄暗くなってくると、川岸の明かりで幻想的な景色になる。
鴨川は、こんなふうに江戸時代から毎年賑わっていたそうだ。
料理も洗練されていて、一つ一つが美しく、見ていて楽しい。
造りの盛り合わせ、鮎、鱧、はじめ京野菜。
ぼんぼりの明かりに照らされながら、老舗の夏の京の味を贅沢に味わう。