オフィスの野獣と巻き込まれOL

「今回の出張だって、俺一人で日帰りで片付いた問題だった。

それを3人で来たのは、山科に経験を積ませたかったのと、お前が欲しかったからだ。

二人きりになりたかった。

この手に抱きたくて、苦しくて、息が止まりそうだった。

もう、堪えられなかった。

人が見てる前でも抱きしめてしまいそうだった。

だから、どこにも行くな。

今夜は、義彦のこと忘れて俺といてくれ」

「課長……」

力いっぱい抱きしめられて、息が出来なかった。

「こんな時に、課長はないだろう?祐一って呼んで」

「あの、私……」

どうしたらいいんだろう。


「一緒にいてくれ。明日もまだ、行きたいところがあるんだ」

ベッドの上で、長い間見つめ合って、キスを続けた。

課長が言ってることが、飲み込めない。

どう聞いても、私の事が好きだって聞こえたけど。

本当なの?
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