オフィスの野獣と巻き込まれOL
昨夜にもまして、激しく体を震わせた彼は、私の体に覆いかぶさったままで言った。
「先のことも考えないといけないな。
これ以上は無理だ」
「先のことって?」
それに、無理って、何?
先のことなんか、全然考えていなかった人が、私たちの未来を口にし出した。
彼の気持ちに、変化が表れたのだろうか?
言葉と裏腹に、胸が高鳴る。
「だってそうだろう?
あんな夜を過ごしたら、この先どうやって一人で眠れるのさ」
彼は、欲望むき出しにして、襲いかかってくる。
これまで、愛情より欲望の方が大きいと思うようにしていた。
それが間違っているのかも知れない。
「それと先のことと、
どう関係があるの?」
さあ、答えて。私は早く答えが聞きたい。
期待に胸が膨らむ。
この人は、私のことを大事に思ってくれるようになったのかも知れない。
「君も鈍いな。
この調子じゃ離れて暮らせないだろう?」
「ええ、そうね」
口元が自然に緩んだ。
一緒に住む。
その延長に、結婚まで考えてくれてるのかも知れない。
永遠に君と一緒にいたいって。