臨時社長秘書は今日も巻き込まれてます!
何も答えずに微笑んでいたら、麻百合さんも微笑んでくれた。
「いいのよ。東野家の男子は我が儘で気ままで少し強引だと、よく母が言っていたから。兄さん……隼人の父親も相当だったわよ?」
社長のお父様……か。
「事故で他界された事しか存じあげないのですが……」
私が入社した時には、すでに社長は社長だったし、副社長は副社長だった。
「そうねぇ。兄は……平凡な二代目社長だったわ。よく義姉が監督していたものだと思うのね。父さんが甘やかしたから、少し甘ったれなところもあったし」
お願いします……それは身内で言い合って欲しい。
間違っても、一介の社員に言うようなことじゃないんだけども!
「……すまないね、西澤さん。麻百合も間違いなく東野家の娘なんだ。妻の場合は、我が儘で、気ままで、空気を読まない」
副社長が半笑いを浮かべて答えてくれながらも、スピーチに拍手を送っている。
「うちは男ばかりだから、若い娘さんと話をするのが楽しいんだと思う」
「そうなのよ。隼人がダメならウチの息子の嫁はどう? 28歳の若造だけど、根はしっかりしていると思うわ」
……それは遠慮します。
社長や副社長みたいなセレブに憧れがないと言えば嘘になるし、お金はないよりあった方がいいに決まっている。
だけど、そんなに良いもんじゃないっていうのは、身近で見ていると何となく感じて来たりするんだ。
「いいのよ。東野家の男子は我が儘で気ままで少し強引だと、よく母が言っていたから。兄さん……隼人の父親も相当だったわよ?」
社長のお父様……か。
「事故で他界された事しか存じあげないのですが……」
私が入社した時には、すでに社長は社長だったし、副社長は副社長だった。
「そうねぇ。兄は……平凡な二代目社長だったわ。よく義姉が監督していたものだと思うのね。父さんが甘やかしたから、少し甘ったれなところもあったし」
お願いします……それは身内で言い合って欲しい。
間違っても、一介の社員に言うようなことじゃないんだけども!
「……すまないね、西澤さん。麻百合も間違いなく東野家の娘なんだ。妻の場合は、我が儘で、気ままで、空気を読まない」
副社長が半笑いを浮かべて答えてくれながらも、スピーチに拍手を送っている。
「うちは男ばかりだから、若い娘さんと話をするのが楽しいんだと思う」
「そうなのよ。隼人がダメならウチの息子の嫁はどう? 28歳の若造だけど、根はしっかりしていると思うわ」
……それは遠慮します。
社長や副社長みたいなセレブに憧れがないと言えば嘘になるし、お金はないよりあった方がいいに決まっている。
だけど、そんなに良いもんじゃないっていうのは、身近で見ていると何となく感じて来たりするんだ。