飛行機雲
「…さっきも言ったけど、俺は佐野修。
…愛って呼んでいい?」
修くんは屋上につくと、
堂々と私の前に立った。
こうやって、近くで見ると
やっぱり格好いい人だなって思っちゃうから
目をそらした。
「じゃ、じゃあ私はなんて呼べば「修って呼んで?」
遮られた言葉に私は少し戸惑って、修くんを見た。
少し、微笑んでいた。
笑うと、眉毛が少し下がる。
……この癖…少しだけ…
本当に少し、翼に似てる…。
優しい、やわらかな、
私の大好きな笑顔に、少しだけ。
「…うんっ」
私も笑って修に向かってうなずいた。
そんな私を見て、修の顔が赤くなる。
顔が赤くなって、
Yシャツのすそを握る仕草。
照れてるのかな…?