飛行機雲










もう、頭がついていけなくなってて



保健室へ立ち寄り、そのまま過ごした。






家についたときには、もう



何も考えられなくなっていた。




「はぁーーーー…」




長い、大きいため息を吐いて

ベッドに倒れこむ。




「…なんで…こんなに悲しいんだろ…」



横向きで、寝っ転がりながら

机の上に飾ってある、中学校の

課外学習で撮った写真に問いかけた。



もちろん、翼も写ってる。








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