バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
そして、もう一人の副担任の川合梓先生。



今年大学を卒業したばかりの若い先生。



男子たちからの質問攻め。


川合梓23才彼氏なし。



絶対嘘だ。



だってすごい美人なんだよ。



背も高くてスタイルいいし、絶対彼氏いるね。



彩夏がずっとそう言ってる。



どっちでもいいと言うか、私にはまったく関係ない。



それよりどうしたらいい?



沢田先生の事が気になり、ずっと見つめてしまった。



沢田先生と何回か目が合うと、沢田先生が私を優しく見つめる。



何?



このドキドキする気持ち。


なんだかおかしい。



大きく深呼吸をしてため息をついた。



みんなが自己紹介を始めた。



自分の番が来たのが分からなくて、ぼう-としていると、沢田先生が隣に来て肩を叩いた。



「姫野、おまえの番だけど大丈夫か?」



優しく沢田先生に囁かれ、勢いよく立ち上がった。


沢田先生がクスッと笑う。



恥ずかしい。







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