バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
「あまえなぁ、いい加減にしろよ。」



朝から俺は田村に説教をされた。



「田村先生かず君許してあげて。半分は私も悪いから。」



「沢田良かったな。華ちゃんにこんなに愛されてさ。」


ああそうだ。



俺は幸せ者だ。



俺たちは軽く朝食を済ませ、田村の車で駅に向かい、そこから新幹線に乗り東京まで行く。



夕顔は初めての新幹線に大喜び。



忘れかけていた朝の事を思い出した。


これからは気をつけないといけない。



朝から大変だったお陰で、母に会うと言う緊張感が薄れていた。



多分大丈夫。



私にはかず君と夕顔がいるんだから。




2人の為ならどんな苦労も乗り越えられる気がした。



母親ってどういう存在なのか、母親を知らずに育った私が今更母親に会って、どうすればいいのか分からない。







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