バツ1子持ち、それでも先生が大好き!
体育大会当日。



私のクラスは気合いの入れまくり。



応援も声が枯れるまで頑張った。



応援合戦の時、最後は啓太に抱き上げられていた。



『華に触れるのももう最後だと思うから許してな。』


私は頷いた。



今日は一輝の奥さんじゃないんだ。



一輝の生徒。



高校生活最後の体育大会。


多いに盛り上がろう。



思い出を一杯作ろうと思った。



借り物競争で拾った紙に書いてあったのは、



《あなたの一番好きな人》


私は一輝の所に行き、「沢田先生お願いします。」



そして書かれていた紙を一輝に見せる。



一輝が私の手を握る。



華一等とるぞ!



一輝と二人手を繋ぎ必死で走り、



一等になった。



一輝と抱き合って喜んでしまい。



私たちを取り囲む生徒で一杯になる。



そんな時啓太が、『すみませんうちの担任優勝ねらってまして、


必死なもんで、一位が嬉しくて生徒と抱き合う。なんて不謹慎でした。』



啓太の可笑しなホローをみんなが大笑いする。






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