Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】
姫花は、常夏のハワイ州カウアイ島に新居を構えた
乾いた赤土の島には、オアフ島のように観光客はそんなに来ないし、来てもツアー客がほとんどできまったコースを外れることはほとんどない
自慢のマロン色の髪を黒に染め、短く切った姫花はロングのチューブトップを風になびかせ、家を覆っている防風林を抜け、ホワイトサンドのビーチへ歩いていく
4歳にして、波を乗りこなす息子の姿に フッ と笑みをもらす
こっちに来て、サーフィンのとりこになったレン
近所で雑貨屋を経営しているダンにコーチをしてもらったレンは、毎日波に向かっていった
そして、数ヶ月たった今は、ダンもびっくりの腕前になっていた
「レン~ そろそろ終わりなさ~い」
しばらくレンの様子をみていた姫花はレンに声を掛ける
姫花の声を拾ったレンはボードを脇にかかえては浜へあがってきた
流石に4歳児には重いボードを姫花はレンから受け取る
「朝ご飯、テラスに作ってあるから・・・」
朝日と共に起きたレンは、早朝の波乗りが一番好きなようで、姫花が目を覚まし、レンの部屋を覗くとベットは空っぽになっているのだ
「サンキュー 姫の今日の予定は?」
「今日は、ちょっと買出しにいくけど?」
「そっか・・ じゃあ俺はダンのとこにでも行ってようかな?」
レンの4歳児とは思えない喋り方と落ち着きようは、片親だからなのかな・・と姫花の心配の種だった
乾いた赤土の島には、オアフ島のように観光客はそんなに来ないし、来てもツアー客がほとんどできまったコースを外れることはほとんどない
自慢のマロン色の髪を黒に染め、短く切った姫花はロングのチューブトップを風になびかせ、家を覆っている防風林を抜け、ホワイトサンドのビーチへ歩いていく
4歳にして、波を乗りこなす息子の姿に フッ と笑みをもらす
こっちに来て、サーフィンのとりこになったレン
近所で雑貨屋を経営しているダンにコーチをしてもらったレンは、毎日波に向かっていった
そして、数ヶ月たった今は、ダンもびっくりの腕前になっていた
「レン~ そろそろ終わりなさ~い」
しばらくレンの様子をみていた姫花はレンに声を掛ける
姫花の声を拾ったレンはボードを脇にかかえては浜へあがってきた
流石に4歳児には重いボードを姫花はレンから受け取る
「朝ご飯、テラスに作ってあるから・・・」
朝日と共に起きたレンは、早朝の波乗りが一番好きなようで、姫花が目を覚まし、レンの部屋を覗くとベットは空っぽになっているのだ
「サンキュー 姫の今日の予定は?」
「今日は、ちょっと買出しにいくけど?」
「そっか・・ じゃあ俺はダンのとこにでも行ってようかな?」
レンの4歳児とは思えない喋り方と落ち着きようは、片親だからなのかな・・と姫花の心配の種だった