Afther 姫☆組 (姫シリーズVol.4) 【完】
龍馬の手配は完璧で、タコマ空港から車の用意もされていて、部屋も押さえてあった
準備の良い龍馬に苦笑いするしかなかった
写真しか手がかりのない潤也は、自分の足で探すしかなかった
姫花を撮った写真が多く、周囲の景色はそんなに写っていないので潤也は丸二日歩き回った
今回のオフは1週間
時差の関係もあるので、もう一日探せるのは明日一日だけだった
姫花のその日の予定さえ把握しているという龍馬に何度連絡を取ろうと思ったかしれない
もう、姫花がこの街にいないのは確実なのに、数ヶ月ぶりのオフをこうして過ごしてしまっている自分に笑えた
それでも、こんな風に笑う姫花を知っているこの少女とどうしても会ってみたかった
潤也は、部屋で一人、しわになってきた写真を眺め、シアトルの夜景を見下ろしていた
♪♪♪
静かな部屋に響く電話の音
「Hello?」
「よお! だいぶ苦労してるみたいだな」
受話器の向こうから聞こえる、能天気な声
「・・・なんだよ?」
「なんだよ? じゃねえよ? どうよ? そっちは?」
「苦労してるって知ってんじゃねぇの?」
「マジで苦労してんのかよ・・・」
受話器の向こうがなにやら騒がしく
「ちょっと! 貸しなさいって!! もしもし!! 潤也? あんたねぇ! 行くなら行くって言って行きなさいよ!!!」
キャンキャン喚くので思わず受話器を耳から離す潤也
準備の良い龍馬に苦笑いするしかなかった
写真しか手がかりのない潤也は、自分の足で探すしかなかった
姫花を撮った写真が多く、周囲の景色はそんなに写っていないので潤也は丸二日歩き回った
今回のオフは1週間
時差の関係もあるので、もう一日探せるのは明日一日だけだった
姫花のその日の予定さえ把握しているという龍馬に何度連絡を取ろうと思ったかしれない
もう、姫花がこの街にいないのは確実なのに、数ヶ月ぶりのオフをこうして過ごしてしまっている自分に笑えた
それでも、こんな風に笑う姫花を知っているこの少女とどうしても会ってみたかった
潤也は、部屋で一人、しわになってきた写真を眺め、シアトルの夜景を見下ろしていた
♪♪♪
静かな部屋に響く電話の音
「Hello?」
「よお! だいぶ苦労してるみたいだな」
受話器の向こうから聞こえる、能天気な声
「・・・なんだよ?」
「なんだよ? じゃねえよ? どうよ? そっちは?」
「苦労してるって知ってんじゃねぇの?」
「マジで苦労してんのかよ・・・」
受話器の向こうがなにやら騒がしく
「ちょっと! 貸しなさいって!! もしもし!! 潤也? あんたねぇ! 行くなら行くって言って行きなさいよ!!!」
キャンキャン喚くので思わず受話器を耳から離す潤也