この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。



生徒会のみんなの気持ちは慎重だった。


今後のことを考えると、簡単に進めることは出来ないイベントだった。







それでも、センパイの最後の学園祭を成功させるためには、このままでは終われないという気持ちになっていた。






「そのことも、みんなからの協力を仰ぎます。
私の母の友人が、衣装をレンタル出来るお店をしているし、友達同士で貸し合っても、もちろん手作りでもいい。
ジーンズやTシャツでも、これが私のドレス!と言うならそれでも構わない。
なんの制限もないんです。
この学校は厳し過ぎて、縛りが多すぎて、他の学校で出来ることが出来ない」






「それを承知で、みんなこの学校に入ったんじゃないのかしら」







「そうですね……嫌であれば、他の学校でもよかったはず。
でも……私みたいな生徒は少なからず居ると思うんです」






「柏木さんみたいな?」





「はい」






いつの間にか、私と田辺さんの討論のようになっている生徒会室。




誰も横やりを入れたりせず、静かに聞き入っていた。






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