病気持ち少女とNo.1暴走族

「鈴華ちゃん大丈夫?」



「もう大丈夫」





…姫様は、普通に溶け込んでるね。


というかさ、デカイ水槽に海水入れて
そこに姫様が入ってるって何かもう
普通の魚じゃない?





「じ・つ・は!!!
今日は鈴翔と鈴華ちゃんの
18歳の誕生日!!!!」





笑顔満点の優希がそう言った。





「あ!そうじゃん!!」



「…そっか。
死ぬ前に誕生日迎えられてよかった」



「え?」



「あぁ、なんでもないよ」





隣にいた蛍にバレるところだった。
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