花火
「わかった。もういい。」

なかなか言わなくて呆れたのか、私に背を向けていってしまう

「ま、まって!」

なんとなくこのままだと和也と離れてしまいそうで反射的に腕を掴んでしまった

「なに?」

冷たい声に一瞬怯む

だけど、私は決心したんだ

「好きです。」

和也の目を見てしっかりと口にした

「私が会いたかったのも好きな人も和也だよ...。
でも、言って今の関係が壊れちゃうのが怖くて、和也と話せなくなったりするのが怖くて言えなかった...。」

さっきの威勢はどこへ言ったのかだんだんと声が小さくなっていくのがわかる

しまいには恥ずかしくなって俯いてしまった

「...」

和也は無言で俯いている私には相手の顔色を伺うことが出来ない

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