花火
「言い逃げなんかさせねぇよ。」

ずっと無言だった和也に次は私が腕を掴まれてしまった

そ、そんなこと言われたって振られるのが怖い

勝手に告白していいご身分だなって思われるかもしれないけど不安で仕方ないんだもん!

「顔、あげてよ」

「む、無理」

緊張のせいで少し声が裏返ってしまった

「顔あげて」

「...!?」

和也にあごを掴まれ上を向かされる

こんな真っ赤な顔見られたくないのに

だけどそんな考えも一瞬で吹き飛ぶ

唇にあたたかくて柔らかいものが当たった

それが何か理解するのはそう時間はかからなかった

「な、なんで...」

唇が離れやっとのことで言葉を発する

「なんでだと思う?」

和也との顔の距離わずか数cm

唇に吐息がかかりクラっとする

「わ、わかんないよ」

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