俺様御曹司による地味子の正しい口説き方
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あっという間に一週間が過ぎた。
隣に居ないというだけで、そう変わらないと思っていた日常が、こんなに会えないとは。
月曜日から加藤に連れられて、まずは挨拶まわりと朝から直行していた。
合間、合間に帰ってきてはいるもののお昼を一緒にとることも出来ず、挨拶程度の会話しか出来ずにいた。
まぁこんなもんかと、戻ってきた平穏な日常に内心ホッとしながらも、何処かで物足りなさも感じていたり。
恭一は帰りも遅いらしく、ラインは来るものの、ゆっくり話すこともないまま一週間だ。
金曜日の今日のお昼は華ちゃんと、いつものように社食でランチだ。
「あら。今日お弁当は?めずらしいわね」
「寝坊してしまって。作れなかったんです」
久しぶりに社食のランチを選びながら華と順番に並ぶ。
おうどんにしようかな。
お昼の乗ったトレーを持って空いていた窓際の席に着いた。社食の入り口がよく見える席だった。
「で、どう?小早川君と離れた一週間は」
にやり、といたずらな笑みを浮かべながら華が優しく聞いてきた。
「うーん。どう?と、言われても以前の日常に戻って平和だな、と。桃山さんからは相変わらずそっけない感じですが、それも前からですしねぇ」
おうどんをすすりながら、なんら変わりがなかったと思い出す。