俺様御曹司による地味子の正しい口説き方
次第に甘く深くなっていくキスに頭がクラクラして、立っていられなくなってしまう。彼のTシャツを握りしめるように掴み、寄りかかってしまった。
ふいに離れた唇に呼吸を整えているとふわりと体を持ち上げられ、すぐ横のベットへ優しく組み敷かれた。
涙は止まっていたが、激しいキスに翻弄されて目尻に新しい涙も溜まっていた。
加えて真っ赤であろうこの情けない顔を見られたくなくて思わず両手で手を顔を隠す。
「っ。は、恥ずかしいです……見ないで……」
顔を隠していた両手は簡単に剥ぎ取られ、顔の上で小早川君の片手で纏め上げられた。
「駄目、見せて。見たい。俺しか知らない杏を全部見せて」
再び重なる彼のキスは口内をまさぐるように歯列をなぞり私の舌を絡めとった。
貪るようなキスに、体が頭の芯から痺れてせりあがる快感に何が何だか分からなくなってきた。
キスがこんなに気持ちいいなんて……。
夢中で応えていると、体に触れる別の快感が全身を襲う。