俺様御曹司による地味子の正しい口説き方

「……っ、悪い。ちょっと余裕ない」

絶え間なく続くキスの合間に溢した小早川君の台詞に心が震える。
彼から与えられるキスと熱に恥ずかしいと思う余裕もなくて。
声から漏れる自分のものとは思えない甘い吐息が更に私をおかしくさせる。

「……っ、はっ、…………んっ、」


いつの間にか全身脱がされて、目の前の彼も自分のTシャツを脱ぎ捨てる。私に股がったまま体を起こしたその仕草があまりにも官能的で、綺麗で、思わず彼の体に手を伸ばしてしまう。

整わない息をそのままにふにゃりと顔も綻んでしまった。

「…………っ、は、はぁ……綺麗……」

その手を絡めとり、彼の心臓の上に宛がわれた。

「杏……やばい。すげぇドキドキしてる」

そのまま口許へ手を引っ張られ、指先にキスをされたと思ったら、そのまま彼の口に含まれた。

指先を嘗められているだけなのに、そこから伝わる彼の舌にキスをされているように錯覚する。

「…………あぁっ、……」

「……っ、……そんなに煽るな」



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