俺様御曹司による地味子の正しい口説き方


そんな事を思いながら、それでも今この瞬間の温もりと安らぎに浸りながら彼の胸にすりよって、再び目を閉じた。

次に目を覚ましたときはカーテンを閉めていない窓から燦々と日が射し込んで、今日も暑くなりそうだ。

目を擦りながら窓の方を見て起き上がろうとすると、背中に突如感じる温もりに小さな悲鳴をあげる。

「おはよ。体、大丈夫か?」

瞬時に昨日の出来事を思いだし、顔を赤く染めた。
後ろから回される手の素肌の感触が自分の今の姿を自覚させる。

そうだっ。
裸だった!

回された手がさわさわと体を滑り抵抗して体を固くさせる私を気にもせず、彼の手は私の脇腹をなぞり、首筋にキスを落とす。

「……っ、んっ、だ、駄目ですっ、」

「ククッ敏感だな。お前の肌気持ちいい」

なおも触り続ける手を捕まえて、なんとか肌から離そうとするも、逆に手首を捕まれて組みしかれてしまった。

「いい眺め」

「ちょっ、やっ、恥ずかしいですっ」

バタバタと抵抗を試みてもビクリとも動かない。昨夜の情事と今の肢体に恥ずかしくて涙が出そうだ。

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