うっせえよ!




その後、二次会が行われた。



私も知らなかったのだが、あの明美と三村編集長が幹事となり、それはもう大盛り上がりだった。



その後、三次会、四次会、五次会、六次会と続いていき……。



最後はもうみんなベロンベロンに酔っぱらっていて、これもすべて三村桜子。編集長のせいだ。



「途中で帰った者は、社会復帰できないようにしてやる!」



この脅し文句で、月刊カミツレ編集部一同と数人の花の名社関係者は、帰りたくても帰れず……。



店員さんに一升瓶の中に水を仕込んでもらうということまでして、明け方、6時にやっと編集長が、



「あー、私も早く結婚したいわ! もう帰るわよ! ちくしょーめ!」



と靖国通りの真ん中で叫んだところでやっと、解放された。



なんとかみんなで乗り切った。



しかし、その数時間後には、11月号の出版準備、及び12月号の連載会議があるっていうんだから、本当に編集長は恐ろしい。




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