私のいとおしい残念な男達
私が心配するような事から遠ざけ、自分のことは自分で解決してしまうから
まぁ、実際私は何も気付いていなかったんだから、聞く権利もないか……
「ねぇ…………水野君って和馬の友達なの?」
「ん?」
視線を伏せたまま、実は本当に聞きたい事を口にしてみた
「大学時代の友人だって、そんな急なお願い簡単に引き受けてくれるくらい仲のいい友達?」
「ああ、そこ?」
すぐに察してくれた私の聞きたい事の意味
答えを、待つように顔を上げた私の頭を撫でて「心配しないで」と言って笑った和馬
「大丈夫、彼はノーマルだから」
「…………」
「水野はただの友人だよ。俺、そんなに気が多くないから」
「う………ごめん」
結構な失言にも関わらずフッと顔を緩ませてくれた和馬
「いいよ。少しは理解してくれようとしてるんだろ?」
理解? 理解できるだろうか?
普通とか一般的と言われる男女の恋愛に対する考え方とは、
違う主義や趣向を…………
***
『小夏、博愛主義って分かる?』
何?
『って言っても、簡単に辞書に載ってるのとは違って、人それぞれなんだけどね………』
***
あの時そう言われても
私は、首を振るしかできなかった
「………………」