私のいとおしい残念な男達
「は、俺?」
黒木が結婚願望……? いやいや、ないでしょぉ
来るものは拒まずだったんだから……
でも、最近はおとなしい感じもするけど
何となく答えが聞きたくて、4人とも黒木に注目した
「いや、別に………」
なに?
眉をひそめて瞳が宙を仰いだ後、隣の私と目があった
そんな状態の黒木に、阿部君が「プッ」と吹き出した
「さすがに男としては答え辛い複雑な質問ですよね。特に黒木さんには」
そう言って意味有り気に黒木を見る
「なんだよ……」
「いや、前に黒木さんに聞かれたことがあったじゃないですか、『お前なんで結婚するんだ?』って、だから『一緒にいたいからです』って答えたんですけど、そしたら黒木さん……」
少し引き気味な黒木に「なになに?」と舞子が食いつく
「確か、『彼女以外と一生セックスできなくなるぞ?』って」
「え〜〜っ」
舞子と私は思わずドン引き
言ってしまったとばかりに肩を上げ、口を抑える阿部君
「阿部、お前なぁっ、あれは違う……」
「最低……」
思わず隣で目を細めた
「どうしてですか?最高じゃないですかぁ」
でも、モモちゃんは大きな声でそう言った
「え?モモちゃん?」
「だって、それって結婚したら奥さん以外とは一生絶対セックスしないって事でしょ?」
「あ………?」
「絶対に浮気しない結婚なら最高ですよね」