私のいとおしい残念な男達
モモちゃんと舞子が言った通りお互いを『波瑠君』『ともこ』なんて呼び合ってるのが聞こえた
「…………」
「じゃあね波瑠君、またね」
「ああ、じゃあまたな」
気持ち名残惜しそうに見えるのは私だけ……?
話を終えて再び待ち惚けの私たちのところに戻ってきた黒木
「悪い……」
一言そう言って、みんなと駅への道のりを歩いた
「結構親しそうでしたけど、黒木さんのお知り合いなんですか? 日向瞳子って」
スバリ聞いたモモちゃん
「………実は同級生だ」
「「えっ?!」」
さすがに聞いていた4人とも驚いた
「同級って中学、高校ですか?それとも……」
「あ………高校」
高校が一緒だったんだ、へぇ……
「本当に久し振りに会ってビックリした」
と話す黒木。隣にいたのは当然マネージャーさんで、黒木自体知り合いだった彼女が女優をしていると知ったのは極最近だったらしい
「………高校っていったら、和馬とも知り合いってこと?」
つい、何気なく和馬の名前を出してしまった
質問した私を見下ろす黒木
高校だっていうんだから当たり前なのに………
「たぶん知ってるだろうが、和馬とあいつはクラスが違ったから、話した事あんまりないんじゃないか?」
あいつ………? 随分自分は仲良しじゃん
「実は黒木の元カノだったりして………」
聞いて後悔した
一瞬、視線が止まり次にフィッと逸らされた
………あ、図星だ