私のいとおしい残念な男達
見かけただけでスゲェなら、一緒にタクシー乗って行ったらどうなんだろう
どうでもいいか、そんな事
「…………じゃ」
弟の部屋から出て自分の部屋に向かう
「あっ、姉ちゃん」
部屋のドアを開けたとこで弟に呼び止められた
「今度また帰りが遅くなるようだったら、駅に迎えに行くから電話して」
「迎え?なんで?」
そういえば、この間も結局迎えに来てもらったみたいになってたけど
「あー……母さんが言ってたんだ、最近この辺10時過ぎると変質者が出るって。夏だし、おかしな奴がいるって………」
「へぇ、分かった」
確かにそれは私も助かる
「でもまあそうはないか、合コンとか姉ちゃん行かないし」
「…………あるわよ。合コンくらい」
なんだかバカにされたみたいで、ついそう言うと「へぇー」と、関心された
「いつ、どこで?どんな相手と?」
こいつ、完全に嘘だと思ってるな……
「今週金曜に、後輩の子が幹事だから場所はまだ聞いてないけど、結構ハイステータス男子な合コンだって言ってたし」
「え、マジで行くの?」
ほら、信じてなかった。私だって合コンくらい
「なによ、悪い?そんなに遅くならないわよ」
「はぁ……もしかして、あれ着て行くとか?」
ハンガーに掛けた、モモちゃんと買いにいった服を目ざとく見つけ指さした
流行りブランドのシックなフレアワンピ
ウエストが高めなかたちは体型にメリハリをつけ、お嬢様系シルエットになる
ついモモちゃんにのせられて、少しだけ奮発して買ってしまった