私のいとおしい残念な男達
「ふぅん……」
なによ、なにか文句ある?
「試着したら結構良かったのよ。ほら、友達の結婚式とかにも着て行けそうだし」
「別にいいんじゃねぇ、似合うと思うよ。合コンだとちょっと気合いの入った男受け狙いにも見えるけど」
「なっ……?!」
そう言って自分の部屋に帰って行った
………男受けって、それ褒めてないじゃん!
金曜日 PM7:00
モモちゃんに最後までどんな知り合いの合コンなのか教えてもらえないまま、着いた先は
ORIENT PRINS HOTELのフレンチレストラン
しかも会員制の個室ラウンジ
「お久し振りです、小夏さん」
「え、水野君………?」
なるほど確かに彼なら女子が飛び付くハイステイタスなお友達を集めた合コンを開く事ができる
でも、なんでモモちゃんが水野君と知り合い?
「前に小夏さんと会社に一緒にいたでしょ、宇野さん。職業柄一度見た人は大体覚えててね、街で見かけた時に声を掛けたんです。宇野さんも僕がすぐ分かったみたいで」
お互い自己紹介して少しお茶して、いろいろ話しているうちに合コンをする方向になったらしい
モモちゃんからの申し入れだったけど、快くOKした水野君側もちょっとした条件をだした
『じゃあ必ずその合コンに小夏さんも誘ってください』
「…………なんでですか?」
「だって今、君はフリーなんでしょ?」
ニッコリと、相変わらず爽やかな笑顔でそう言った
「それは、そうなんですけど…」