私のいとおしい残念な男達

前に確か、薬の事でこいつが会社に来ていたと言っていた

二度しか会った事はないが、和馬が信用をおいた奴だ

ここはそう言うしかないだろう……


「迷惑かけて悪いが、頼む」


『………いえ』


そう言って携帯を切った



「…………何やってんだあいつはぁっ!」



胸に溜まっていくどうしようもないイライラを吐き出すように溜め息をついた










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