私のいとおしい残念な男達


「今日うちの会社、電気の一層点検で一時一斉に電源が切られるって言ってたじゃないですかぁ」

「あ……」

確か午後7時から1時間くらいの間
だから『全社員NO残業DAY』なのだ
どうしてもの残業は持ち帰りのみらしい

その間はすべての部署の電気が切れ、ついているのは非常灯のみ
逆に非常灯がつくかの点検にもなるらしい


「………携帯までは辿りついたけど、その後急に真っ暗になってあの子、パニックになったみたい」

腰を抜かしていると、
岬が呆れてそう小夏の状況を語った


「姉貴、暗いとこホントダメだからなぁ……」


「…………っ」

愁士がボソリッと言った事に覚えがあった




「ねぇ、小夏が会社で動けないから………ってあれ?黒木君は?」

空になった俺の席を不思議そうに見下ろす岬に
愁士も後輩女も肩を上げて苦笑する


「…………もう行っちゃいましたよ黒木さん」


岬が視線を向けた先から、もうすでに会社へと俺は飛び出していた




だから、
完全に愁士の存在を忘れていた……

そのまま小夏の同僚二人の前に、愁士を一人置いてきてしまった


「…………ねぇ、舞子先輩? 結局この長身イケメンのお友達は一体誰なんですか?」



「さぁ……?」




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