私のいとおしい残念な男達
「なぁ、おかしいだろ?何かの冗談か?!
もしかしたらこの手紙エープリルフールに出されたものとかさぁ」
そう私に訴えながら、動揺を隠せない波瑠は、
何度も写真と手紙を見直している
いや、たぶん間違いはないと思う
だって、和馬とっても幸せそうなんだもん
よく見れば2人の腕に微かに、私たちとお揃いのブレスレットが見える
波瑠の持っている和馬からの手紙も見せてもらった
そこには、
今現在カナダで自然食品や、化粧品などをネットによる通信販売の会社を立ち上げて、
ようやく20人ほどの従業員と事務所を構えるようになったと書かれていた
「はぁっ……さすが和馬」
そして波瑠が言っていた通り、“ 彼 ” との
結婚の報告が書かれてあった
彼は、『ビル ウィンコット』カナダ人
和馬よりも5歳年下で会社でのパートナーでもあるらしい
和馬より背が少し高く、見た目アジア系らしいが、和馬と並んでもかなりの美形だ
そういえば、カナダでは同性結婚がちゃんと認められているらしいと聞いた事がある
「本当に結婚したんだぁ、和馬」
何だか嬉しくて、頰を上げた
「…………小夏、和馬はゲイなのか?」
まだ全然理解していない波瑠は、
まるでホラー映画のメインディッシュを逃げ出す子供の様に、その幸せそうな2人の写真から目を背けたがっている
「えぇ……と、まぁどうだろう」
なんて答えたらいいだろう………
私も初めて知った時はショックだったしな
でも、
こうしてわざわざ手紙をくれたということは、和馬が波瑠に知って欲しいからなんだろう
今更どうしたんだろう