私のいとおしい残念な男達
「あれ?まだ手紙が入っている」
封筒の中に、さらに封筒に入った手紙があって
それには、『小夏Only』と書かれていた
「私に?」
ダイニングテーブルに座り、まだ手紙と写真に釘づけの波瑠を横目に、リビングのソファーに腰を下ろしてその手紙をひらいた
小夏へ
まずは、結婚おめでとう。
二人の結婚式に行けなかったことは、とても残念に思っています。
仕事が理由とはいえ、 出来れば二人の門出をしっかりと見送りたかったよ
自分のケジメとして
今回、こうして会社の事やプライベートな事が直接ではなく手紙での報告になってしまって、申し訳なく思っています。小夏には迷惑掛けているだろうね。
きっと波瑠は今頃パニックになっているんじゃないかな?
もちろん、エープリルフールでもないしドッキリでもない
思えば小夏には初めから甘えてばかりだったね
波瑠の行き過ぎた行動を叱るのは、いつも小夏の役目だったし
最近、あの頃のことをよく思い出します
自分自身を守るために、小夏を傷つけたこと、
矛盾した気持ちにどうしようもなく逃げ出したこと
それでも小夏は優しかったこと
謝っても謝り切れない想いがありながら、連絡出来なかった事を許して欲しい