私のいとおしい残念な男達
本当になんか物騒な話だな………
bububu …………bububu …………
まだ3人で話しは続けている中で、徐に俺の携帯が鳴った
「…………和馬か」
珍しい、就業時間中に電話してくるなんて
そこにいる3人から離れ携帯に出る
『波瑠、今いいか?』
「ああ、大丈夫。休憩中だから、何?」
正直、今はあまり話したくないがな
『実はお前のこの前まで付き合ってた彼女の事なんだが、小夏がな……………』
「………………」
秋山玲子に遊園地でのダブルデートをお願いされた? 小夏が?
「なんだよそれ、何でそんな事………」
『お前が彼女から逃げ回ってるからだろ。いい加減な付き合い方して』
それにしたって、小夏が了承する事じゃないだろ?
「別に俺が行かなきゃいい話だろ。そうすればダブルデートなんてしなくていいんだから………」
電話口で、和馬の大袈裟な溜め息をついた
『ちゃんとケジメくらいつけろよ。それに、これ以上小夏に迷惑掛けるな波瑠……』
そう言われて、グッとのどが絞まる
「……………」
『なぁ波瑠、聞いていいか?』
「ん?」
『お前、今回は何でこんなに早く別れたんだ?』
静かにそう言ってきた和馬