私のいとおしい残念な男達
「小夏………お前顔に何つけてるんだ?」

そのまま黒木の所に戻ると、私の顔を見てそう言う

「へっ?」

こいこいと、招かれたので近づいてみた



「わっ?!」


近づいたその瞬間、黒木の持っていたソフトクリームを鼻の頭にぺちゃっと付けられた

カシャッ


「クックックッ……」


「やだっ、ちょっとそんなの消してよぉっ!」

お返しとばかりに、間抜けな写メを撮られてしまった

座ったままの黒木の携帯を取り上げようと手を伸ばすと、鼻にクリームがついたまま逆に引き寄せられ

「ほらっ、またクリームが着くぞ」と羽交い締めにされ、外側から頰にソフトクリームを突き付けてきた

そのまま黒木の顔とくっ付いた状態で、携帯が「カシャリッ」とまた音を立てた


「ああっ!?」


まるで側から見たらバカップルだ


鼻のクリームを拭き取り黒木を睨みつけると、
ソフトクリームを「ほらっお前の」と手渡され、受け取ったそのままクリーム上部を綺麗にかぷりっと食べられた

「はぁっ?!ちょっとぉ!」

今、これお前のって言ったよねぇ?!
食べるのか? これさっき私の鼻につけたのに……

「ううっ……」

本当に黒木ってそうゆうとこあるよねぇ

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