私のいとおしい残念な男達
和馬の家で残り少なくなっている牛乳を、聞かずにそのまま飲んじゃうし、
3人で鍋をやった時なんか取り皿に取った餅巾着を熱くて冷ましていただけなのに、勝手に横取りした時もあった
「…………っ」
そして、すぐにさっきの写メが黒木から送られてきた
画面中に、鼻にクリームつけてる私と笑い顔の黒木
「ははっ、さすがにこれは和馬に見せられない」
「なんでだ?別におかしくないだろ?二人で遊園地に来てる事はあいつも知ってるんだし」
しれっと、そう言う黒木
何言ってんだ、今日のあんたの相手は本来なら秋山さんのはずだろっ
「どうせこうなる事は分かってたんだし。和馬もたぶん、ワザと水野って奴よこしたんだろう」
「え…………どうゆう事?」
眉をひそめてソフトクリームを食べる私の顔を黒木が覗き込む
「…………」
「……何?」
顔を引いて首を傾げる私に、小さい息をついた
「秋山がそいゆう女だって事だよ。俺と付き合う前に、和馬にも告白してたらしい」
「はっ?」
和馬にも? じゃあ和馬は彼女の事は始めから知ってたってこと?
「正直和馬の方がエリートだし、家だってそれなりに裕福で、肩書き好きな女がほっとかない訳ないだろ?」
「…………」
じゃあ秋山さんはあんたの事も本気じゃなかったって事?