俺様上司に、永遠の愛を誓え
グラスに氷を入れて、バーボンを注いで手渡した。

「おまえのは、俺が作ってやるよ」

氷をグラスに放り込んで、バーボンをつぐと、ソーダを多めに入れて、目の前に置いた。


「…飲んでみろよ? それくらいなら、いけるだろ…?」

部長が、バーボンのロックを口にして、促す。


「うん…これくらいなら大丈夫かも…」

一口を飲んで言うと、

「……乾杯…してなかったな、そう言えば…」

部長が私のグラスに軽く自分のを合わせて、

「……明日の式にでも、乾杯するか…」

と、笑った。



< 125 / 157 >

この作品をシェア

pagetop