俺様上司に、永遠の愛を誓え

「……おまえにとっても、俺は、」

言葉を切って、ネクタイを緩める。


「恐い存在でも、あるはずだ……」

見つめる瞳に、冷たい光が宿る。


「……痛いのは、やめて、ください……」


「うん…?」と、部長が片方の眉を吊り上げる。


「やさしく…してほしいのか?」


うなづくと、


「だが、おまえは、虐めた方がかわいいからな……」

と、ニッと笑いを浮かべた。



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