俺様上司に、永遠の愛を誓え
席に戻ると、恵利が、

「ねぇ、まゆ…コーヒー入れに行こう、コーヒー」

と、手を引っ張った。


「えっ、コーヒー…?」

「そう、コーヒーだってば…早く!」


恵利に手を引かれるまま、フロアの奥まったところにあるコーヒーのコーナーに行くと、

「ちょっと、まゆ! 何あれ?」

と、いきなり言われた。


「……えっと…松岡部長のことだよね……?」


「そうに決まってるでしょ…なんなのよ、あれって…!」

感情的になる恵利に、


「うん…なんか、絡んできて……こないだ、飲みに行ってから…」

と、しゃべると、

「ちょっと、待って…まゆ、あの松岡部長と飲みに行ったの? まさか2人で…?」

と、聞いてきた。


「うん…残業でいっしょになって、それで……」

答えると、


「バカ…まゆ!」

と、声を上げられた。




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