俺様上司に、永遠の愛を誓え

「……そんなにも、好きで…いてくれるの…?」

「ああ…そんなにもだ……この俺が、そんなにも……」

言って部長が、渇いた笑いを付け足した。


「……。……もう一度、…キス…して、圭吾……」


「えっ…? おまえが、そんな風にせがむとか……」

驚いたような顔で見つめる部長に、


「キスして……もう、離れられなくなるくらいに……」

頬を寄せて、赤らむ顔を隠すようにして告げると、


「まゆ……」と、頬にあたる唇をずらして、


「……俺はもう、おまえのそばを、離れないでいてやるから……」


さっきよりも深く、烈しく唇を重ね合わされた……。



< 94 / 157 >

この作品をシェア

pagetop