哭く花

「わ、私も帰ろう!」

階段を離れると、動揺したままの私は、

何も無いところで後ろにコケてしまった。


「ってて、、」

重いお尻をあげて、立ち上がると、

人の気配がした。

「美岬〜」

「っわ!!」

夢ちゃんが、2人分の荷物と、花をもって立っていた。

「み、てた?」

夢ちゃんはごめんね、と言いながら頷いた。

「はっずかしい、、」

「顔赤いよ、ずっと思ってたけど」

夢ちゃんがからかう。

「か、かえろう!もう!」

そうして私たちは真夏の空気へ飛び出した。
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