哭く花
夢ちゃんと校門まで行き、それぞれに帰路につく。

下っていく坂がフワフワと感じる。

まさに心ここに在らず。

ぼうっとしながら、手に持った花を見つめ、家へと急いだ。

どんな人なんだろうか。

きっと、彼女だろう。

私には関係の無いことなのに、

黒いもやもやが心を占める。

ただの、先生。お父さん。

自分の心にそう言い聞かせた。
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