哭く花
「せ、先生と一緒に入るんですね」
笑っているつもりでも、なぜか顔が引きつってしまう。
「そうなの、小さい頃からずっとよ」
純さんは小さい頃からね、、
凛子さんはその後も、楽しそうに幼い頃の先生との思い出を語った。
「せ、先生なら、お風呂場にいます!!私寝ますね、おやすみなさい」
「あ、ごめんね長く話しちゃって。ありがとう。ゆっくり寝てね」
私は軽く会釈をすると、
凛子さんがお風呂場に向かうのを見送って、その場に座り込んだ。
「美岬ちゃん、部屋に戻ろうか」
いつの間にかそこにいたほたくんが、
私の腕を優しく掴んで抱え上げてくれた。
朦朧とする意識の中、ほたくんが触れている部分だけが暖かかった。