哭く花
私は、晩御飯を食べ終えた後、
二人で作ったポテトサラダと、唐揚げを、
明日のふたりのお弁当に詰めて、皿洗いをした。
その間も先生は、廊下と階段に掃除機をかけていた。
カーテン越しに見える外はもうすっかり暗くなっていて、
時計は19時を指していた。
掃除機の音が聞こえなくなると同時に、私の皿洗いも終わって、
タオルで手を拭っていると、先生がリビングへと入ってきた。
「美岬、明日から学校行くだろ?」
「うん」
お弁当も詰めたし、と言うと、
意外そうな顔をした先生は、ありがとう、と微笑んでくれた。
「先生も明日から学校行くから。仕事少しする」
何かあれば書斎開いてるからおいで
その優しい声にうん、と頷くと、
納得した先生は書斎へと階段を上っていった。