哭く花


「美岬。」

「美岬」

「みーちゃん」

記憶に新しい高い丘の上の家。

そこから見える海は、朝日に照らされて輝いていた。

「どうした?」

大好きなお父さんが後ろにたって私の体を包んだ。

その横に寄り添うお母さん。

私の横にちょこんとやってきた、弟の湊。

4人でそろって眺める朝日。

絶対、忘れない―――――――――





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