哭く花


内装は薄い水色で、
昨年までの薄い桃色とは打って変わって少し冷めた
形だけでも"受験生"を思わせる校舎だった。

クラス替えはないため、
いつも通り、ゆめちゃんと私は
3階にある教室を目指し階段を登った


階段を登りきった先に
真新しい教室が見えてくると
廊下に、ひとり、男の人がたっていた。

「おはよう、」

にこやかな笑顔のその人は、
よく廊下で見かける

数学の先生、だった。
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