哭く花

リビングに入り、二人で荷物を整理して

部屋着に着替える。

私に背を向けて薄い水色のワイシャツを脱ぐ先生。

ふと、見ると、背中に大きな痣があった。

「、せんせ、背中」

あまりに大きくて青い痣に、

どこかでぶつけたのか、と心配になる。

すると先生は、ああ、これ、と笑って

「何時からか分からないけれどずっとあるよ」

とTシャツを被った。

痛くないから心配しないで、

そう残すと、リビングから出ていってしまった。
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