少女マンガ的社内恋愛
これはもう相手にしないでダッシュで営業部に帰ってしまおうと、一歩足を下げた時、また誰かに名前を呼ばれた。


「じっ、常務!?」


永戸君が目を見開きながらビックリしているのは、その声の主が常務だったから。


常務はスタスタと私と永戸君の所まで歩んで来ると、いつものキラキラスマイルを私に向けた。


「丁度良かった、倉金さん。少し営業部の事で聞きたい事があるんだけど、今からいいかな?」


「えっ……」


「君は確か経理部の永戸君だったよね?倉金さん、借りてもいいかな?」


「え、あっ、ハイ!もちろん!じ、じゃあな倉金!!」
< 109 / 383 >

この作品をシェア

pagetop