少女マンガ的社内恋愛
ポツッと形の良い唇から発せられる言葉は、雨上がりの空間に揺れる葉っぱの先から落ちる雨粒の様に、真っ直ぐ私の中に染み渡る。


「だけどいつの間にかお前に惹かれている自分がいた。お前が笑ってるの見てるだけでこっちまで嬉しくて、愛しくて堪らなかった」


「なっ………」


「でもお前はオレの事どうも思ってないし、年も違くて同い年の誰々がカッコイイとか普通に言ってるし…ムカムカして、例え“嫌い”でもお前の心の中にいたい。そんでまた、嫌な態度をとるしか出来なくなってた………」


そこまで言うと、常務は気マズそうに私の肩から両手を離した。
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